幼少期を米国で過ごす。上智大学 外国語学部卒業後、本田技研工業株式会社へ入社。約10年の間に、海外営業や物流、人事の仕事を経験。人事部では、幅広い層(新入社員~次期グローバル経営幹部候補)の人材育成に携わり、各種研修の企画立案・運営・講師・司会を務める。経営幹部候補を対象にした選抜研修では、米国のリーダーシップ開発機関や欧州に拠点を置くビジネススクールとも協働。エグゼクティブコーチングの世界と出会う。
在職中には不妊治療を経験。仕事と治療の両立に葛藤する中、キャリアカウンセリングやコーチングを受け、心と身体が整うことを実感。自身もキャリア支援のプロとなることを決意し、退職を決断。
2018年7月に独立。その後はフリーランスとして人材育成を基盤とした幅広い業務に携わる。
個人向けコーチングを提供する他、キャリア研修講師やビジネス文書の翻訳にも携わる。
現在は、2児の母。コロナ禍で夫が単身海外赴任となり、ワンオペ育児も経験。また妊娠中に、緊急入院からの死産(妊娠6か月)を経験。悲しみの中、自身を癒し、前に進む勇気をくれたコーチングで、これから生きていくことを決意。
おなかの子に対して、長女が愛情を込めてつけてくれた名前「Sofia(ソフィア)」に因み、
2023年「Life Tree Sofia」開業。コーチングを個人・企業向けに提供している。
プライベートでは、5歳からクラシックバレエを習い始め、現在も続けている。
【主な保有資格】
米国CTI認定プロフェッショナルコーチ CPCC®
国家資格キャリアコンサルタント
キャリア・デべロップメント・アドバイザー(CDA)
米国ヨガアライアンスRYT200
【書籍掲載】
「あなたが出逢いたいコーチにきっと出逢える!コーチ52選/名鑑」PHPエディターズ・グループ
私がなぜコーチングで生きることを選択したのか。どんな想いでコーチングをしているのか。
長文となりますが、私のエピソードをまとめてみました。
------------------------------------------------------------
「自然妊娠はできないと思ってください」
自分が望むものは、努力すれば手に入れられる。そう思って、これまで生きてきました。勉強も運動も、苦手なことはあったけど、頑張って練習や学習を続けることで、前の自分よりも少し成長した自分に会えていた気がしました。でも、人間には、努力しても手に入れることができないものがある、そう初めて実感したものがありました。それが、妊娠です。
結婚後まもなく妊娠を望みましたが、なかなか授からず不妊クリニックに通い始めました。いろいろな検査を受け、最終的に医師から告げられたのが、冒頭の言葉です。啞然とし、その夜は一睡もできなかったことを今でもよく覚えています。
それから私は、治療と仕事の両立を始めることになりました。献身的な夫のサポートもあり、辛いことがあっても、2人で前を向きながら日々を過ごしておりましたが、治療と仕事の両立は想像していたよりも苦しいものでした。
苦しいことは数えきれないほどありましたが、一番辛かったのは、仕事が今までで一番楽しかったことです。何度も会社を辞めたいと思うことはありました。でも人事部で人材育成に携わるようになり、人の成長に携わることが私の生きがいになっていました。
不妊治療をしていると、治療が理由でやりたい仕事をあきめなければいけないことや、仕事で力を出し切れない時がでてきました。やりたいのに満足に仕事ができない。でもやっぱり子供はほしい。その葛藤に深い苦しみを経験しました。そんな中、「退職」という2文字が私の中でちらつき始め、さらに深い悩みを抱えることになりました。
そんな私に、フリーランスとして生きていく覚悟を与え、力強く後押ししてくれたのが、アメリカで出会った1人のライフコーチです。会社経営者を中心としたエグゼクティブ専門のコーチでしたが、アメリカ出張での縁があり、電話で何度も何度も私の話を親身に聴いてくださいました。私のためを思って、時には厳しい言葉もかけてくださいました。最終的に、「あなたなら絶対大丈夫。自信をもって」という彼女の言葉に救われ、退職を決断。人材育成の道を究めるべく、前を向いて歩き始めました。
退職後、自分のできることはなんでもやろうと思い、ヨガや食事療法の他、新たな仕事にも全力で取り組みました。その後まもなくして念願の第一子を妊娠。待望の我が子に出会うことができました。
子育て開始後まもなくして、夫が海外駐在となり、今度はワンオペ育児も経験することとなりました。待望の我が子だからこそ、夫の分も大事に育てたい。気づかぬうちにストレスが溜まりに溜まっていたのでしょう。ある時、自分の将来が無性に不安になり、夜子供が寝てからは、毎日一人で泣いてばかりいました。
でも、このままではいけない。今の自分を変えたい。そう思った私は、再度コーチングを受け始めることにしました。そして自らもコーチになるべく、スクールでコーチングの学習を始めました。
スクールでの学習が最終章を迎えた矢先、第二子を妊娠。長女は、愛情を込めて「ソフィア」というプリンセスの名前を付けてくれました。しかし、誰もが予想していなかった、まさかの出来事が起こりました。コーチング試験前日、私は緊急入院することになったのです。
その後はまるで、夢のような、医療ドラマの患者になったような、そんな体験をしました。毎日点滴に繋がれる生活。コロナ対策で家族にも1日10分しか会えず、不安な状態で病院でほぼ1週間ソフィアと過ごすことになりました。その後、気づいたら救急車で転院。そして妊娠6か月での死産を迎えることになりました。
入院中、人生でこれほどまで泣いたことがないというくらい毎日泣き続け、目の周りは真っ赤になりました。どうして自分ばかりこんな辛い目に合わなければいけないのか、と悲観的になりました。でもソフィアを出産し、彼女の顔を見たとき、彼女は私を救ってくれました。なぜなら、とても幸せそうな笑みを浮かべていたからです。
彼女の天使のような微笑みを見た時、私はこう思いました。
彼女は、私に罰を与えるためにこの世界に来たのではない。私に何かを伝えるために私を選んできてくれた。私に何か大きなギフトを与えるために私を選んできてくれたんだと思いました。
入院中、そして出産後も私は自分自身に何度も問いかけました。
”この経験は、わたしの人生にどんな意味があるんだろう。この子は、わたしに何を伝えに来てくれたのだろう。”
今では不思議と彼女のメッセージを自分の中で受け取ることができており、これもコーチングを学んでいたおかげだと思っています。
人間には、努力しても手に入れることができないものがある。そう冒頭でお伝えしました。でも私は、自分を信じて、努力し続ければ、奇跡は必ず起こせる。奇跡は偶然なんかじゃない、必然なんだ。ということを人生をかけて伝えていきたいと思っています。
私の人生を振り返ると、行動、行動、行動の連続です。他にも辛く苦しい経験はたくさんありますが、そんな時にはいつも自分を奮い立たせ、前を向き、未来を信じて、行動、行動を続けてきました。だからこそ、ソフィアを失った後も、約1ヶ月後からコーチング提供を再開しました。
「早すぎる」「もっとゆっくり休むべき」そんな周りの声もありました。でも、信頼できるカウンセラーに話を聴いてもらい、コーチングを通じて自らの心を深く見つめることで、不思議と自分のやるべきことは明確でした。
家にふさぎ込まず、前を向いて歩み続けることを、ソフィアも望んでいると思ったのです。死産の経験を経て、私がさらに深みのある人間となり、今まで私の人生を力強く後押ししてくれたライフコーチのように、今度は私自身が、より多くの人の支えになっていくことを、ソフィアも一番に願っているような気がしたのです。
「本気で自分と向き合いたい!」
「人生をもっと豊かで満ち溢れたものにしたい!」
こんなクライアントさんと出会いたいと思っています。
・手に入れたい未来をなんとか手に入れたくて、頑張って前へ進もうとしている あなた。
・思い切って挑戦する覚悟があり、自分で自分の未来を切り開く、という自分への誓いができる あなた。
・たくさんある選択肢の中、自分で何かを選択し、行動し続ける勇気を持てるあなた。
こんな人達に対し、私がコーチングを通じてパートナーとなり、応援し、支えていきたいと思っています。コーチングを通じてクライアントさんの成長や笑顔に出会えることが、私の生きがいなのです。二人三脚でお互いの理想の未来に本気で歩んでいける。そんなあなたに出会えることを楽しみにしております。
コーチングセッションをご希望の方は、こちらから、本人に直接お問い合わせください。
公式ホームページからお問合せ願います。
https://life-tree-sofia.studio.site/contact
✳︎新規受付再開中です。体験セッションのご予約前に、まずは一度ご連絡ください。