人生の転機

30代後半に、ご縁があって新たな仕事につきました。ところが、蓋を開けてみると、杜撰な人員管理を行っている会社であるということが判明。部下が安心して働けるよう環境整備に尽力するも、突然解雇を突きつけられ、うつ状態になり、家から一歩も出られなくなりました。

半年ほど経って、少しずつ元気が戻ってきたときに、新聞の「コーチング」というもじが目に飛び込んできて、「これだ」と思い、すぐに養成機関を探し、コースに申し込みをしました。学ぶ中で、私が物事を常に「正解」「間違っている」という判断基準で評価して生きてきたかということに気づき、体ごとノックアウトされるような経験をしました。

コーチングは「失敗はない、フィードバックがあるのみ」。解雇という出来事のおかげで、人生について、自分について真剣に見つめ直すきっかけをいただきました。きっと、チャンスだったのでしょうね。

クライアントからコーチへメッセージ

（クライアントの方の許可をいただき掲載しています）
毎回セッションで安心して語れる時間でした。普段だったら出てこない言葉や感情が込み上げてきました。退職をして、具体的なプランなど混沌としていました。コーチングを受けた半年間で次第に自分の価値観やプラン、どんな人生を歩みたいのか、どうありたいのかなどが明らかになりました。

問題を解決するのではなく、自己探求するプロセスは当初はもどかしくもあり、コーチが答えを出してくれると期待していました。（学校教育の名残でしょうか？）
コーチの問いかけに自分の中に深く入っていく感覚が次第に心地よく、次のセッションまでの間に「あ！」ということが何度もありました。

人の支援をする仕事に従事していきたいので、コーチの関わる姿勢はとても参考になりました。自分が支援者になる前に、相談者の経験ができたことは、今後の私のキャリアにとってとても貴重な時間となりました。

（大阪市　YB様　40代　女性）

以前から自己肯定感が低く、人づきあいもどちらかというと苦手でした。入社した会社でも自分が思うように能力を発揮できていないと感じており、コーチングを受けてみようと思いました。

初回の面談で「Mさんは、半年後にどんな人生を自ら創り出していますか？」という問いかけに、「自分が人生を創り出す？」ととても不思議な感覚になりました。

体や言葉で表現することが楽しく、忘れていた自分を取り戻すような感覚があり、懐かしさと肯定感が蘇ってきました。今は、以前のような落ち込みはなく、新しい場所に行ってみたり、学びの会に参加して人生に広がりが出ています。

答えは自分の中にありますが、コーチの問いかけがあるから答えが出てくるんだと思いました。

（京都市　30代　男性　製造メーカー中堅企業勤務）