1974年生まれ 京都出身
2000年 夫と共に建設業を起業、同時に結婚出産。会社づくりと子育てを同時進行する日々を送る。法人となった現在は、管理業務全般を担当。2011年の震災を機に自分と社会との関わりを問い直し、子どもの人身売買問題に取り組むNPOにて4年間総務スタッフとしての経験を得る。その頃、コーチングに出会い「互いの個性を慈しみ、共に人生の可能性を育みたい」との思いで、2017年CPCCを取得。プロコーチとしての活動をスタートし、対話型ワークショップや北欧関連イベントの企画開催なども行う。
2人の娘の子育てや実母を在宅で看取る経験などを経て、女性の自己受容の大切さを実感。日本の森や、フィンランドの森とサウナで過ごした体験も大きく影響し「私を大切に生きる知恵」を次世代へつなぎ伝えていくことがテーマとなる。
【資格】
CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC) NLP協会認定マスタープラクティショナー
日々のしんどさを何とかしたかった
「コーチング」という言葉を知ったのは、子育てに悩んだことがきっかけでした。当時、思春期に差しかかった長女とはケンカばかり。ため息をつきながら、ふとめくった雑誌に「コーチング」についての記事をみつけました。読み進めるうちにわかってきたのは、「私が娘の話をちゃんと聞けていなかった」ということ。ハッと目が覚めたようでした。
それからはできるだけ落ち着いて話を聞くようにし、話し方も工夫するようにしてみました。すぐに喧嘩はなくなりませんでしたが、落ち着いて話せる時間が増えていったことを思い出します。
私はその体験を経て「コーチングって、なんだか面白い」と感じていました。ちょうどその頃働いていたNPOでコーチングのことを話すと、CTIでコーチングを学んだ人が何人もいるよーと。「コーチに向いてるんじゃない?」とも言われ、思ってもいない展開に戸惑いつつ、「これは必要かも」と心が動いたのです。
その理由は「ずっと生きづらくてしんどい」と感じていたから。
私は子どもの頃から自分が嫌いで仕方なく、どれだけ頑張っても自分を認められないまま大人になっていました。
もしかしたら「コーチング」で何か変わるかもしれない。そんな淡い期待と共に、自分のために学んでみることを決めました。
やりたいか、やりたくないか
初めてCTIのコースに参加した時「これだ!これが学びたい!」と心が躍ったのを覚えています。しかしすぐに、コーチングがうまくできない自分にがっかり。今思えば、初めてなんだから当たり前ですよね。だけど、それぐらい私は「完璧主義」。「上手くできたら、いい評価をもらえたら、完璧にできたら自分を認められる」って信じていたんです。
意気消沈して「うまくコーチングができない」と話す私に、コースリーダーがまっすぐ目を見て言ってくれました。
「できるかできないか、じゃなく、やりたいかやりたくないか、だよ」。
その言葉はどーんと私の中心に響きました。
心がざわざわとして、意識がくるりとひっくり返ったよう。
そんなふうに考えたことなかった・・・。
「うまくできなかったら全てダメ」と捉えがちだった私。
やりたいからやってみる、ってそんなんでいいの?
コーチングを学びたくて、やってみたいから必死でやった。
そんな「やりたいから挑戦した」自分を、これまで全く認めてこなかったと気づいたのです。
それから何かを選択する時は、まず自分の心に「やりたい?やりたくない?」と聴いてみるようになりました。
でも最初はよくわからなかったんです。感じるということも。
「できるかできないか」「やらなくちゃいけないからやる」で選択するばかりの毎日でずいぶん麻痺していました。
そのうち、だんだんと「やりたい」時の感覚を思い出し、それを取り戻し始めていきました。
しかし「こうしたい」と本心を話すことが、とても恥ずかしい!
言ってしまったら、相手にどう思われるか、なんと言われるかがとても怖いのです。
勇気が出なくて言葉を飲み込み、ごまかしてしまうことも多々ありました。
そんな時にクライアントとして受けたコーチングで、私が自分と約束したのは「率直であること」。
臆病な私はその約束に何度も立ち返り、そのたび背筋を伸ばす。
また本心を感じて話してみる。
それを何度も繰り返す毎日でした。
だんだんと本心を感じられるようになっていくにつれ、それが言葉や行動と乖離していることのほうが気持ち悪くなっていくから不思議です。いちばん難しいと思えた、家族に本心を伝えることにも挑戦しました。
今思い出しても、めちゃくちゃ怖かったです!
そのうち、周りにいる人も環境も変わらないのに日常が少し心地よく変わっていることに気づきました。
「自分を好きってこういう感覚なのかな?」と感じる瞬間すらある。
「まさか私がそんなことを感じられる日が来るなんて…!」
本当に驚きました。
違和感から始まる旅
親、子、上司、部下、性別…など、社会における肩書。
あなたはどんな「肩書」と共に日々暮らしていますか?
その肩書を全うし、誰かの期待に応えて頑張り続ける日々。
それは社会で生き抜く能力を高めてくれるように思います。
でも、肩書に縛られすぎると辛くなることも出てくるのではないでしょうか?
肩書と自分が一体化しすぎると、本当の感情をごまかさざるをえなくなっていくことがあります。
社会や誰かの目を意識し続けながら話し、行動する。
それを繰り返すうちに「本当は何を感じているか」がわからなくなってしまうのは当然だと思います。
そんな自分の生き方に小さな“違和感”が出てきたら?
その“違和感”は「そろそろ本来の自分と出会い直すタイミングだよ」と教えてくれているのかもしれません。
なんとなく「何か変えたい」と思うけれど、どうしたらいいかわからない。
やりたいことは薄々わかっているけれど、勇気が出ない。
そんな時に自分自身と対話し直し、新たに選択をし直していく1つの手段が「コーアクティブ®︎コーチング」だと私は捉えています。
きっと人は皆「これをやりたい」「こんな体験をしたい」と決めて産まれてくるのだと思うのです。
だけど、それをすっかり忘れてしまう。
その大切な願いを思い出していくには「なぜか心惹かれる方」「楽しそうな予感がする方」へ、自ら足を踏み出していくことが必要です。
心の羅針盤を確かめ、勇気を出して歩んでいく。
その旅路をサポートするために、私はコーチとしてここにいます。
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