正解は、ひとつじゃない
相手の可能性を信じる

あり方(Being)が変わると、自ずと行動(Doing)も変わりますね。他には、どんな変化を覚えていますか?

人生において、「正解はひとつじゃない」というスタンスでいられるようになったことです。
コーアクティブに出会うまでは、世の中の正解を探して、それを語っていました。学生の頃や、入社間もないころはそれでもよかったと思います。

ただ、コーアクティブの旅が進む中で、正解は自分の外にはないんだ、とも気づきました。CTIがすごいのは、クセの気づき方や無くし方を教えてくれるのでなく、一人一人が無意識に持っているクセに気づき、それについて必要な学びが持って帰れる体験をさせてくれるところです。

私の大きな変化は、自分の根深いクセに気づき「答えは自分の中にある」と思えるようになったことです。だから自分の意見もひとつの意見としてはっきり言えるようになりましたし、相手の話も広く好奇心を持って聴けるようになりました。

例えば、会社の会議で意見を言わない人を見ると、自分の外に正解を探してるんじゃないかな?と感じる時があります。「それは、もったいない!」と思いますから、その人だからこその意見を尋ねたくなります。

やっていることは、ただ相手の話を聴いてるだけですが、相手の可能性を信じるNCRWのスタンスで、正解はひとつじゃないというつもりで聴いていると、相手から普段は聴けない意見が聴けたりします。

失敗はしてもいい!
必ず何か学べる!

コーアクティブに出会って、人生にどんな変化がありますか?

「失敗はしていい!」と思えるようになったことです。以前は失敗してはダメで、できれば無かったことにしたかった(笑)。

失敗したことで湧いてくるネガティブな感情も、コーチと一緒に考え定期的に自分を見つめる時間を持つことで、自ずと次の一歩が踏み出せる経験を何度もしてきました。

リーダーシップ・プログラムでも、「恥ずかしい」を通り越すほどの失敗を何度かしました。そのうち「失敗してはダメ」から「失敗してもいい!必ず何か学べる!」にモードが変わったのです。

徐々に自分の嫌な面も受け入れられるようになりました。前はもっと、優等生でいなければと焦る自分がいました。今は、分からないものは分からないし、よりありのままでいる感じに変わり、そのオープンさが、周りにはより力強いあり方(Being)として映るのかもしれません。

例えば、仕事で自分だけでは解決できないような大きなクレームが入った時、まず相手を信じようというスタンスになろうとします。対応してくれている部下を信じよう、めっちゃ怒っているお客様を信じようとするのです。

その奥の響きに、シンクロしていくことを意識して耳を傾けます。失敗を恐れるモードでいたらなかなか腹は据わりません。

コーアクティブに出会ってからの経験と実践で培った「失敗オーケーで腹を据えて相手の可能性を信じて関わるスタンス」は、日常の業務でとんでもなく役に立っています。

そしてそれは自分の響きの源ともつながっているので、不思議と失敗してもあきらめずまた取り組みたくなります。中長期の方針を打ち出すにも、そのスタンスが継続しないと、創り上げた方針を他部署あるいは社外の関係各位とのやり取りを通じて現実にするのは難しいと思います。

刻一刻と状況は様々に移り変わる中で、優先順位をつけながら複数のことを同時に遂行する力も全て、リーダーシップ・プログラムで学び、鍛えられました。テキストがなくてよかったと思います。必死で体得したので身体が今でも覚えています(笑)。

コーアクティブの旅は、自分の世界を広げる旅だったともいえます。かつては、自分に自信がなくて怖くて引き取れなかったことも、「主体的に受け取る」のと「個人的に取って落ち込む」の違いを体感したことで、今でも「個人的に取って落ち込む」ことはあっても、落ち込んだ状態に長時間留まることはありません。落ち込んでもまた切り替えて「主体的に受け取る」と、次に進めることを知ったからです。

あり方"Being"が商品

実際の事業は、百貨店が母体の個人向けクレジットカードの発行ですが、「部下の女性たちのあり方(Being)が商品」くらいに思っています。

彼女たちがきらきら輝きながら仕事をしているのが肝なのです。IT化が進む社会で、あり方(Being)重視は当社の強みにきっとなると信じています。百貨店のカードからお客様の生活を豊かにするカードへ、会社のイメージを変えるところを目指して動き出しています。

大きな会社じゃなかったことが功を奏したのか?転職を考える暇はありませんでした。仕事は飽きないし楽しいです。趣味のようなノリで好きだからやっています。

これまでは「人の成長」に意識が向いていましたが、今は「人の力が組織を発展させる」を立証したいから組織にいます。社内公募で変革を進める若手のチームを結成してまさに始めるところでもあります。クレジットカードの持つ新しい可能性にも興味が湧き、「人が幸せになるカードって何?」今はそんな問いを持っています。

インタビューの最後に何かありますか?

改めて、自分の原点を思いだすような時間を過ごさせてもらいました。
世の中の正解を探して、その中で生きていた人生から、今は、社長がこうだ!とおっしゃっても、自分が納得するまでは部下にも降ろさない、というぐらい強くなりました(笑)。

こんな気持ちになれたのは、コーチとリーダーシップ・プログラムの仲間のお陰です。家族と同じくらい信じられる人に出会えたことは、コーアクティブの旅での一番の宝物です。みんながどこかで自分らしく生きていることを誇らしく思いますし、だからこそ私も自分らしく生きようと思えます。

コーアクティブに出会って、私が持って生まれたものを全部目覚めさせてもらった気がして感謝しています。それによって、全部主体的に受け取れる勇気と自信を持てるようになりました。
これを人のために使いたいと強く願っています。その人が生まれた目的を思い出してもらうお手伝いが少しでもできたら幸せです。

インタビューを振り返って

あり方(Being)が進化する旅の物語
響きは人を成長させる

インタビューを終えた時、マンネリ化する暇がないくらい好奇心いっぱいで、自分の響きに正直な勇者のエネルギーが残っていました。

無理かどうかは自分の選択にかかっている−自分を余すところなく使いきることの楽しさが伝わってきました。まるで、毎瞬変化する環境の中で、組織の方向性と自分の方向性が重なるところを察知しながら、波乗りをしているような軽快さです。

同じ組織にとどまったとしても、そこから飛び出した環境で活動したとしても、自分の響きに従って生きていることがもたらす持続する力に、改めて圧倒されました。

また、同じ演習を行っても、そこから持ち帰る学びは人によって異なり、だからこそ唯一無二の豊かな経験になるというリーダーシップ・プログラムの特徴も現れていました。

これまでリーダーシップ・プログラムを修了された方々もご自身が体験された時のことを思い出されたかもしれません。

自分の響きに従って生きようと決めた時、「その瞬間の自分が響いているかどうか」といった自分の状態に自覚的でありながら事に当たることは不可欠であり、そのアプローチは人生を豊かにしてくれると思います。ここで語られたことは、それについての示唆に富んでいると感じます。

さて、コーアクティブの旅を進まれている方もそうでない方も、ご興味があればこんな問いを持たれてみてはどうでしょう。

自分は日常、どれくらいその瞬間の自分の状態に自覚的に過ごしているだろう?

 

響きから生きる人たち インタビュー
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